校了を頂けたので早速本番の印刷をスタートしました。
仕上がりの良い麻袋のためまっ平になってくれるので 印刷台へのセットもピッタリ収まってくれます。
このレベルなら絵柄の合いも心配なく印刷を進められます。
一色目の濃茶から印刷をスタートしました。
濃茶の印刷後にしっかり温風乾燥させて
2色目は緑を印刷していきます。
2色目、3色目、4色目と乾燥と印刷を繰り返していきます。
麻の網目の隙間が大きいとベタ部分は穴が開いたりインキが乗らなかったりと
見た目が悪くなってしまいますが比較的しっかりした麻袋でしたので
今回はいい状態の絵柄を刷り上げることができました。
麻袋に関しては今まではいい状態というレベルにはならなかったので
素材がしっかりしていれば絵柄の見栄えも良くなることがわかりました。
今回のような麻袋を仕入れていけば仕事として成り立ちますので
もう少し麻袋の印刷に力を入れて見たくなりました。
弊社で比較的程度の良い麻袋を仕入れていけば、
印刷加工がやりやすい条件となりますので継続できそうです。
持込の場合は以前のバングラデシュ製のような悲惨な麻袋では
印刷加工はできませんので勇気を出して断ることも大事かと思います。
聞くところによると、
麻袋の多色印刷はなかなか受けてもらえないようなので
新しい分野の開拓ができるかも知れません。
今年は麻袋に力を集中して受注できるような体制を作りたいですね。
<有限会社寺田スクリーン・寺田信哉>
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