ポリプロピレン製のフォルダーへの印刷依頼がありました。

青いPPフォルダー用のシートで厚みは2ミリ、サイズは<W500xH300>。
フォルダーの製造前の段階でシートのみ、平らな状態です。
中国製の仕上がったフォルダーへの名入れ作業と違って、
純国産・国内での製造するタイプですのでまっ平の状態です。
ほとんど中国製の商品へ名入れをすることが多いので
日本で製造する物へ印刷するのは嬉しいことです。
中国製の出来上がった状態のフォルダーですと、
書類を綴じるための輪っかのリングが付いていますので
印刷するには平らにするための冶具を作ることから始めます。
冶具の出来が悪いと印刷の仕上がりに大きく影響してきますので
冶具の出来具合が仕事の成功のカギを握っています。
国内生産でしかも製造前の段階で印刷をすることは
ほとんどありませんので新鮮な感じで取り扱うことができました。
冶具が必要ないためすぐに印刷機にセットとしてスタートできます。

今回はフォルダーのセンターから右側へ全面に文字が入りますので
大き目の版を用意して製版しています。
印刷用のインキはポリプロピレン用の特殊なスクリーン印刷用のインキ!
ねっとりしていて硬めの状態のまま印刷していきます。
ポリプロピレン製なので素材を侵すことができませんので
表面にへばりつく様に密着するインキとなります。
PP素材にもいろんな種類がありますので
中には密着が難しい素材の物も時々出てきます。
ポリプロピレン製の素材には必ず密着テスト刷りをして
確認してからでないと怖くて本番には取り掛かれません。
今回のPP素材にはうまい具合に密着してくれています。

乾燥ラックの1段に5枚分をのせて温風乾燥、
5枚x50段の250枚分を乗せることができます。
今回の印刷は乾燥ラック2台分、500枚の数量を印刷しました。
毎回印刷の部分をぼかした状態の写真を乗せなくてはなりません。
綺麗に刷りあがってくれているのですが、
クライアント様の印刷物になりますので、
オープンにお見せ出来ないのが本当に残念です。
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