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風呂敷用の版の作り方

寺田信哉

風呂敷に印刷するためのシルク版を作っています。


アルミ枠にテトロン紗を引っ張ってパンパンに貼ったものがシルク版です。

このテトロンの紗の部分に感光性樹脂をコーティングして塗り込みます。



上の写真はコーティング用の機械です。

コーティングしたら横型の乾燥機へ収納してすぐに乾燥作業に入ります。



乾燥機でよ~く乾燥させたら印刷する画像をポジフィルムにしたものを

感光性樹脂に貼って焼枠で真空密着させて露光します。


水性版の場合は150秒、水銀灯で光をあてて露光すると、

光のあたったところは硬化して固まり、光のあたらない部分は

水で溶けてくれるので水槽に漬けて現像します。



絵柄の部分を拡大すると、溶けてしまった部分と溶けない部分があるのがわかります。




スプレーガンで圧縮空気と水を使ってきれいに現像すると版が出来上がりです。



現像が終了したら水分を拭き取って温風乾燥、

乾いたら太陽光で日向ぼっこをさせて後露光とします。




ベランダに干してたっぷり太陽光をあててあげると強いタフな版に仕上がります。

晴れた日は太陽光で後露光、曇りの日雨の日は水銀灯で強制的に後露光します。


これでシルク用の版の完成です。


こんな感じで製版作業をして印刷のシルク版を作っています。


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