
昨年末から転写の勉強を始めています。
1色ものから多色までフルカラーでも対応できる転写プリントです。
シルク印刷で単色印刷の仕事が最近のメインになっていますが、
2色・3色の印刷加工の依頼もあり対応しています。
イメージキャラクターなどのロゴマーク印刷の場合は、
5色6色などの多色の印刷が要求されます。
シルク印刷では色数が増える場合、色数分だけ刷り版が必要です。
5色刷りなら5版分の刷り版が必要なためその分がコストアップして
見積単価が跳ね上がってしまうことになります。
単価の問題で受注するにはなかなか難しい案件となってきます。
またエコバックなど商品として出来上がっている状態で
印刷する場合は、単色印刷しか対応ができません。
縫製もののため形状が複雑でマチ部分があったり
ポケットが付いていたりして平らな状態でない部分には
シルク印刷を多色で掛けることが難しくなっています。
また巾着袋や厚めのバックなどは単色の印刷もできませんでした。
その問題を解決できる印刷方法は、
転写プリントしかないと考えています。
私の知っている一世代前の転写プリントはいろいろ問題がありましたが、
今回の転写プリントはものすごく進化してきています。
今回勉強を始めた転写プリントは、
低温で密着することができて発色もしっかりしています。
そのため綿やポリエステル素材も転写プリントの対象になり、
さまざま素材、商品に転写が可能になりました。
また印刷にはトラブルの多い密着の問題も非常に進化しました。
転写プリントでは洗濯堅牢度が<5>という数値が付くくらい、
しっかり密着してくれています。
シルク印刷でもインキに硬化剤や促進剤などを混ぜて、
印刷物にしっかり密着するようにしていますが、
なかなか洗濯堅牢度が<5>という数字はないかと思います。
まずは<マスク>と<風呂敷>で対応していきたいので
テストした写真をアップしてみます。


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