厚手の不織布バックは印刷機械でのセットには向きません。
厚みのある不織布バックは手刷り用の刷り台へセットして、
1枚づつ手でスキージゴムを持って刷り込んでいきます。
一定の厚みになっておらず、形状も歪んでいたりするため、
変形している形状に沿って位置をセットしたり、
印刷圧力を変えたりして臨機応変に刷り方を変えなければなりません。
そのため印刷機械にセットしても対応がやりにくいため、
このタイプの不織布バックは手刷りの作業としています。
そのため量産の場合にはかなり余分な時間の掛かる印刷作業になってきます。
手刷りの刷り台へ簡単なアテ用の治具を作ってセットします。
底辺部分を当てるのですがマチの部分が曲がっていたりするので
ズレてもまっすぐな印刷ができる位置へセットできるように
2段のアテ治具となっています。
不織布の表面も凹凸の深いシボがあるため印刷圧を強くして押し込みます。
印刷圧を強くすると滲みやすくなりますのでインキは超硬めの調合となります。
べっとりしているインキを押し込んでいく作業に指の力が必要なため、
印刷数量が多くなると握力が無くなってきて指の痛みが出てきてしまいます。
長く印刷していく時には片手での印刷ではなく両手でスキージを持って印刷する、
指の運動をしながら適度な休憩も必要になってきます。
毎日のことなので手刷りの作業が続く場合は腱鞘炎には気を付けねばなりません。
メインは機械印刷で対応して適度に手刷りがある位の状態がベストかと思っています。
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